September 2018
私の患者さんへの思い
2018/09/06 格納先:治療方針
■私の患者さんへの思い
●私は、開業したての頃は来院してくださった方全員に満足をしてもらいたくて損を覚悟で診療をしてまいりました。しかし、それは考え方が違う人がいることに気づきました。
例えば、痛くてしょうがないという患者さんを時間外まで待って診察します。
しかし、次の予約には無断キャンセルをしたりする患者さんがいます。あるいは、全顎を治療するにはどうしても仮歯を何度か作り変えたりしなければいけませんが、これは保険治療では賄えなかったりします。
現在では、これらのことを理解してくれる患者さんに全力で頑張っております。
孔子曰く
十人が十人悪く言うやつこれは悪人とは言えない
十人が十人よく言うやつこれは善人とは言えない
善人とは五人が悪くいい、五人がよく言うやつを言う
●我々の診療室ではインプラントをやれるようになってようやく20年を迎えようとしております。
インプラントの保証は一般的に10年間です。それには、メインテナンスに来ていただくことが条件です。98%以上の方がインプラントトについては問題なく経過しております。
では次の10年にはどのような配慮をしていけばいいのかを検討してまいりたいと思います。そこで、海外の講演や文献に裏打ちされた治療方針を解説していきたいと思います。
「すぐ噛める」「簡単にできる」などいろいろな方法が出ておりますが、残念ながら人の治癒能力にはほとんど昔と今でも変化はありません。
骨や歯肉を移植するのはメインテンスをしやすくしたり(できるだけ少ない清掃道具で歯ブラシができる)、術後の組織の安定を図るためには必要なことだと考えております。。
孔子曰く
物事を迅速にしたいと、望んではいけない。
小さな利点に目を留めてはいけない。
物事を早く行うことばかりを望むと、十分になすことができない。
小さな利点にとらわれると、大事な仕事を達成できない。
●今現在も外国の学会に年2回は参加してできるだけ最新の技術、進歩についていっています。
機械材料なども今世界で買われているものを使用しております。
今回アメリカの学会で見つけた「Mora Vision」という3Dでモニターに映し出し、口腔内が見える顕微鏡に変わるであろうカメラを導入しました。
インプラントなどは生体に残るものですので一番信頼性が高く、世界で一番使われているものを使用しております。
私共では、目標は10年ではなく20年以上を目指しております。


孔子曰く
止まりさえしなければどんなにゆっくりでも進めばいい
「好きなことを仕事にすれば一生働かなくてすむ」
当院では、患者さんのお陰でこのような心境で日々の診療を行っております。